村瀬裕さん [下絵]
絞り染めの一番最初の工程を受け持つのは、下絵師。

デザインをして、柿渋を塗った和紙に型を彫り、その型を使って白生地に下絵を刷ります。そしてそれぞれの括り手は、青花の下絵を頼りにひと粒ひと粒括っていくのです。

最終的に形になったとき、青花はすっかり洗い流され跡形もなくなる運命。つまり下絵師はいわば陰の仕事人です。

会社勤めを経験したのちに絞りの世界へ飛び込んだ村瀬裕さん。叔父の仕事を引き継いで下絵師になりました。それからもう35年ほど。今では下絵師としてだけでなく絞り染めのなんでもプロデューサーとして日々精を出しています。

絞りの形状を生かしてインテリア製品へ応用したり、これまで絞り染めの対象物ではなかったものまで絞ってみたり(たとえば、皮製品とか)。絞りの可能性を探し続けているお一人です。それもこれも、下絵という根っこの部分を長くやってきた経験からできることなのかも知れません。

今回のプロジェクトでも村瀬さんは大活躍。名古屋での京都デザインウィークでは、寝る間もないほどに頑張ってくれたSOU・SOUの大切なパートナー。有松鳴海絞りにかける熱き思いは人一倍!です。

村瀬裕さん
2006.12.27|10:09ものづくり人comments(1)trackbacks(0)
<< 深谷幸子さん [鹿の子絞り]ホーム井村加代子さん [三浦絞り] >>
コメント
管理者の承認待ちコメントです。
-|2018/03/31 4:13 PM
コメントする








この記事のトラックバックURL
http://arimatsunarumishibori.jp/trackback/37
トラックバック