有松鳴海絞りの伝統柄 〜手蜘蛛絞り
有松でいちばん最初に作られた絞りは、蜘蛛絞り。蜘蛛の巣のように、模様が放射状に浮かび上がったその模様は、粋で、そして少しサイケデリックな印象です。

蜘蛛絞りは、有松の開村まもない江戸初期、豊後の藩士たちが着ている衣服をヒントに、竹田庄九郎が試作を重ねて作り上げた絞り染め。多彩な種類を誇る有松鳴海絞りの中で、もっとも記念碑的意味をもち、そして今でも有松鳴海絞りを代表するものです。

いまこの手蜘蛛絞りができるのは、先に紹介した本間とめ子さんただ一人。
蜘蛛絞りは、ほかの絞り方と違って下絵がありません。蜘蛛の形の大小や並び方を頭の中で組み立てながら、真っ白の布を手の感覚だけでひとつひとつ絞っていきます。そのため、蜘蛛絞りは数ある絞りの技術のなかでも、ひときわ難しいやり方なのです。

手蜘蛛絞り
2006.11.09|09:34有松鳴海絞りのことcomments(0)trackbacks(0)
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