有松鳴海絞 JAPAN MADE
プロジェクトについて有松鳴海絞りのこと有松・鳴海ものづくり人大集合開発実況中継絞りのテキスタイル試行錯誤中展示会を開きます 11/28,29 京都にて
本間とめ子さん [手蜘蛛絞り]
本間とめ子さん一番最初に紹介したいのは、有松鳴海絞りのルーツともいえる「手蜘蛛絞り」を得意とする本間とめ子さん。現在85歳。7歳から始め、絞り歴は78年。文句なしの大ベテランです。

手蜘蛛絞りは、ほかの絞り方と違って下絵がありません。蜘蛛の形の大小や並び方を頭の中で組み立てながら、真っ白の布を手の感覚だけでひとつひとつ絞っていきます。

これはさぞ集中が肝要かと思いきや、本間さんは口も達者(笑)。無駄なく正確に手を動かしつつ、口のほうも止まらない。始終冗談も交えて周囲を笑わせる、有松鳴海きってのエンターテイナー。有松・鳴海絞会館や、そのほかいろんなところで、絞りの実演もこなします。

布を括る手の動きは小気味よく、力強く、到底85歳とは思えません。でも、60歳くらいが一番よく身体が動いたのだとか。世間一般では定年退職の年齢がピークだったと言い切る本間さんに、ただただ感嘆です。

数ある絞りの技術のなかでも、ひときわ難しい手蜘蛛絞り。いまこの手蜘蛛絞りができるのは、本間とめ子さん一人だけとなってしまいました。本間さんは絞りの教室を開いて、手蜘蛛絞りが後世に残るよう、教えるほうもがんばっています。
2006.10.27|09:38ものづくり人comments(0)trackbacks(0)
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